職人マツナガ通信

8月26日

作業台改造!
先日ここに書いた、チネリの作業台。
ボクが神奈川の厚木で、雇われ店長として仕事を始めた当初から使っているので。
かれこれ、もう、二十八年位つかっている作業台です。
この作業台で、現在エキップアサダの浅田顕監督のバイクや、
シドニーオリンピックのトライアスロンに参加した選手のバイク、
イマワノ キヨシロウさんのバイクなど、数々のバイクをのせてきた作業台です。
そんな、カラダに馴染んだ作業台も、今までにもあわや使用不可能かという危機がありました。
使い始めたときの、BBは40Φの鉄製または、アルミのものでした。
作業台が、このBBのカタチにあうようにつくられていたのです。
ところが、あれよ、あれよという間に、BBは大口径化してきてしまいました。
あ~、まったく形状が合わず、フレームを作業台にのせることができずに・・・・・・。
万事休す、かと思っていたら。
別のメーカーの作業台のBB受けが、何とか使えそうなのを発見。
それを付けかえて、命拾いをしました。
さて、ここで、またまた存続の危機。
フロントフォークを取り付けて作業をするこの台。
フロントフォークのハブ軸の形状が、スルーアクスルに変わっていまいました。
今までの、形状では全くあわず、使えない。
そこで、また、また、何とかならないかを考える。
作業台とにらめっこ。
アタマの中に、浮かんだアイデアをイメージしてみる。
ベースから伸びている腕を、丸々つくるか。
できないことはないと思うけど、かなり大変な作業になりそう。
こうして、あ~して、っといろいろ考えいると。
おっ、っと、できそうだ、ということでひらめきました。
といことで、フロントハブ軸を利用して作って見ました。
ん~、これならスルーアクスルフレームでも大丈夫そうです。
これで、また、この作業台、命拾いをしました。
あと、何年つきあえるかな。
早速、スルーアクスルフレームの組み立て作業にはいります!