タイムを駆るトライアスリートのSさん、
来月の皆生トライアスロンに出場のためバイクのオーバーホールをご依頼。
2020年のメンテナンスから9800km位使用されたとのこと。
メンテナンス履歴を確認すると、
使用されているカンパニョーロBORA ULTRA 35ホィールのグリスアップは、
2016年以来やらていない。
今回は作業をすることに。
ばらしていくと。
フロントのコーンという名称の部品、玉押しの部分に虫食い症状が見られる。
カルト仕様のこのホィールとしては、かなり珍しい症状です。
このまま、使い続けると、カルトベアリングの良さが損なわれてしまうの交換すること。
このホィール当店で販売していれば年式がわかるのですが、
お持ち込みのホィール。
おそらくご購入されたのは、2015年くらいと予想して、
スモールパーツリストを確認すると。
すると型番がわかり、4個一セットでの販売しかない。
まあ、前後、2つずつ使うので4個でもいいか、
っと思い発注をしようと思いましたが。
念のため、後輪の型番を確かめると、
フロントと型番が違う。
こちらも4個一セット販売。
前後別々で買うと、一セット分余ってしまう。
というより、現物は前後全く一緒にみえるのに、
なぜ型番が違うか。
カンパニョーロ取り扱いの問屋さんの古い知り合いに聞いてみる。
その知り合いも即答はできずに、いろいろ調べてもらう。
在庫のある、フロント用とリア用の現物を確認してもらうと。
全く寸法の違うものだ問うことが分かった。
ん~、????。
問屋さんが念のため、2014年のスモールカタログを確認すると。
問題解決。
どうやらBORA ULTRA 35は2015年モデルから仕様が変更されてたようで、
2014年のスモールパーツカタログには、同じ型番で前後のっていたとのこと。
ふ~。
BORA ULTRA 35は、マイナーチェンジしてないとおもっていたのがしていたんですね。
問屋の知り合いも、マイナーチェンジはしていないと思っていそうです。
まあ、これもお勉強、勉強になりました、っと知り合いにいうと。
「でも、忘れてしまうんだよね~」、っと。
普段カンパニョーロを扱っている御仁でもそうなんですね、
そうなんですよね、あまりに細かすぎて、
次回また同じような問題に直面すると、同じような対処を繰り返すんでしょうね。