職人マツナガ通信

8月2日 復活!

われちまった悲しみのTさんのグスト、カーボンシート貼りつ付け作業です。
まずは、割れた部分を覆うための必要十分な大きさのカーボンシートを切り出します。
紙で型紙をとって、それをカーンボンシートにうつしてカットします。
カーボンシートが用意できたら、接着剤の用意です。
カーボン積層用の接着剤です。
接着剤をフレームとカーボンシートによく塗ってしみこませます。
それができたらフレームにカーボンシートを張っていきます。
きれいに張り終えたら、熱収縮テープでカーボンシートを覆っていきます。
このテープ、熱が加わると収縮をするので、
カーボンシートをフレームに圧着してくれます。
テープを巻き終えたら加熱です。
テープが収縮した状態で加熱終了。
あとは接着剤の硬化を待ちます。
こんな感じでカーボンシートが張り付けられました。
後は仕上げです。
サンドペーパーや耐水ペーパーで水研ぎをしていきます。
きれいにしあげられました。
最後に、ゴールドのカッティングシートを巻いて終了です。
どうでしょうかね。
最初からのデザインにみえるといいのですが。
これで、またガンガン乗れますよTさん。
 
こういうフレームの加工・修理は、加工後の保証の問題もあり、
またオーナーがどんな乗り方をしているのかをわかって、どの程度の作業をするかを決めます。
なので、当店で販売したバイクのみお受けさせていただいています。
ご了承ください。