職人マツナガ通信

8月5日 ラグパートつくり!

KさんのプロジェクトM定年退職記念号ラグパートつくりです!
まずは、ボトムブラケットシェル(BB)の用意です。
ロストワックス製のクロモリフレーム用BBを使います。
クロモリチューブを差し込むための、ダウンチューブとシートチューブのフィンを、
ラグ用チューブをロー付け(溶接)できるように平らに削ります。
フライス盤にBBをセットして、エンドミルで削っていきます。
ダウンチューブ、シートチューブきれいに端面を削ります。
こんな感じでできました。
お次は、カーボンチューブを差し込むためのラグ用チューブとヘッドチューブの用意です。
旋盤をつかって加工します。
原管を用意します。
ヘッドチューブの肉厚を1㎜に旋盤で削りこみます。
肉厚が削れたら、図面の長さにカットです。
お次は、ラグ用チューブです。
まずダウンチューブ用のヘッド側とBB側に来る部分です。
この部分の肉厚は、0.9㎜にしました。
これはクロモリでいうと、イシワタ022というフレーム材シリーズの、もっともスタンダードなフレーム材の肉厚と同じです。
肉厚が削れたら、これまた必要十分な長さにカットします。
この他のラグチューブの肉厚は、0.8㎜にします。
これはイシワタ019というシリーズと同じです。
ボクのカーボン+クロモリハイブリットフレームの設計ベースは、
クロモリフレームにあるんですね。
さて、肉厚、長さそれぞれ加工できました。
これ、今の状態では何につかうか全くわからないですよね。
これが自転車になっていくんですね、不思議ですね~。