職人マツナガ通信

8月31日 カーボンチューブ準備です!

ラグパートが出来上がったKさんのプロジェクトM、
お次はカーボンチューブ接着です。
カーボンチューブは、ダウンチューブに弾性率80トン、
シートチューブとトップチューブには弾性率40トンを用意します。


まずは、図面の長さにあわせてカーボンチューブをカッティングです。
ラグチューブ内でも接合部がぴったり合うようにソーガイドチューブを、
カーボンチューブに差し込んでカッティングしていきます。

  

こんな感じで、ダウン、シート、トップチューブを図面の長さにそろえたら、
ラグチューブに実際に差し込んでいきます。
シートチューブ。


ダウンチューブ。


トップチューブ。


ここで、実際に治具にセットして長さの微調整をします。
セットして合わせては削って、また合わせてを何回か繰り返して、
ちょうどいいはめ合わせの長さにします。
あまりにピッタリすぎると、接着剤を熱硬化させたとき、
加熱器の熱でカーボンチューブが膨張してしまい、あまりフレームによくありません。
こうやってカーボンチューブを用意します。
世の常と同じように感じます。
何事もキツキツは無理がきてしまう、ある程度ガタがあったほうがいい。