職人マツナガ通信

10月21日 BBはずし

クロバイクのメンテナンスでカートリッジタイプBB小物を外そうと作業をしていたスタッフサカマが、
BB小物のプラスチックのカップネジが腐食でどうにもこうにも動かずフレームからとれないともってきた。
専用工具を使て外すのですが、なんとかはずそうとしてかなり力で工具を使ったために、
すでにその専用工具をはめてまわすための溝がボロボロに崩れてしまって工具使えなくなっている。
それであれば、ということでバイスペンチをだしてきて、
BBカップの外周をがっちり噛みこんでまわしてみる。
たいていはこのやり方でとれるのですが。
ん~、今回は全く歯が立たない。
仕方がない、こわして外そうと軸をハンマーでたたいて抜いてみる。
BBカップのみがフレームに残りました。
マイナスドライバーをカップにひっかけて、緩む方向にむけてハンマーでたたいてみる。
が、まったく動ぜず。
プラスチックなので、マイナスドライバーでたたいて壊してとろうとしましたが、
フレームの外側に出ている部分は壊れるのですが、ネジ部分は全く壊れず。
ん~、どうしたものか。
かくなる上は火あぶりの刑でいくしかないか。
プラスチックカバーということで、バーナーをつかって、
フレームには火をあてないように、プラスチック部分だけを溶かす。
バーナーの火口を一番小さいものにして、火力もよわめて、プラスチックカバーのみをあぶる。
あまりにトロトロに溶かしてしまうと、フレームにくっついてしまい、
それはそれでまたとるのが大変。
加減をみつつ、あぶっては、マイナスドライバーでのみよのうにしてたたいて、またあぶってを繰り返してやっていきます。
なんとかうまくいき、半分くらいカップがとれてフレームのねじ切り部分を見えてきました。
もうここまで来たら、っとおもい残ったプラスチックカバー部分をプライヤーで何とかはがそうとしましたが。
やっぱりだめで、最後までバーナーをつかってあぶり溶かしました。
ふ~、なんとか外すことができました。
BBのボディ部分と思われる金属の筒のサビかたが半端ではないです。
ここまでしつこいのは久々ですね。
ん~、たおしがいがありました。